2024年 4月-6月期 決算発表:アップル
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こんにちは、チャーリーです!
私も保有していて且つオススメ銘柄の1つであるアップルが2024年8月1日に2024年度第3四半期決算の発表を行いました。
アップルは中国での販売不振でiPhoneの販売に苦戦しているというニュースがよく流れます。
実際、2024年4月-6月期の中国市場でのスマホ販売台数は前年同期比+5.9%増と伸びている中、アップルは-5.7%減となっています。
これは中国政府が政府系機関や国有企業に対してiPhoneの使用を禁止していることが大きいです。
iPhoneに代わって中国市場でシェアを伸ばしているのはファーウェイです。
といっても暗い話ばっかりではありません。
マイクロソフトが中国本土の従業員数百人に対して9月から業務で使用可能はスマホをiPhoneに限定するみたいです。
理由は安全性対策の一環。
数百人なので規模は大きくないですが、世界的に安全性対策の一環としてこの動きが広まってくれることを願います。
それではアップルの決算内容を調べてみたいと思います。
以下の表はすべてアップルの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
四半期報告書はこちら
まずは純利益から
まだコロナ禍でオンライン需要で大きく伸びた2021年4-6月期を更新できませんでした。
前年同期比:+7.88%増
EPS(1株あたりの利益)
EPSはアップルお得意の自社株買いのおかげで2021年4-6月期を上回っています。
前年同期比:+11.11%増
どれくらい自社株買いをしているのかというと
2024年4-6月期だけで260億ドルの自社株買いを行いました。
今回自社株買いの金額が増えることはわかっていました。
1年間で1,100億ドルの自社株買いをすると発表していたので。
第3四半期までの累計も見ていきます。
純利益
前年同期比:+6.70%増
EPS(1株あたりの利益)
前年同期比:+9.42%増
私の率直な意見はiPhoneの販売不振が続いているのにもかかわらず健闘しているなと思いました。
何がiPhone不振の穴を埋めたのか調べてみます。
iPadとサービス部門が大きく伸びています。
サービス部門とは
…広告、アップストア、クラウドサービスなど
実はこのサービス部門はずっと伸び続けているんです!
極論を言うと、iPhoneが売れなくてもサービス部門が伸び続けているので問題ないということになります。
ただし、iPhoneが売れなくてもいいというニュアンスは「買い替えのサイクルが長くなっても」という意味です。
さすがにiPhoneを持っている人が減るとサービス部門の売上高も減ります。
近い将来、アップルの部門別の売上高でサービス部門が一番の稼ぎ頭になる日が来ると思います。
整理すると…
アップルはバフェットが持ち株の半分を売却したなど、いろいろネガティブなニュースが出ますが気にしなくてもいいと思います。
私も100%予想ですが、台湾と中国との地政学リスクを気にしてアップル株の保有比率を減らしたんだと思います。
そもそもバフェットは2020年にコストコを全株売却しています。
売却したあとに後悔までしています。
一喜一憂しないようにしましょう。