2023年 10月-12月期 決算発表:アップル

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こんにちは、チャーリーです!
私も保有していて且つオススメ銘柄であるアップルが2024年2月1日に2024年度第1四半期決算を発表しました。
翌日の2月2日の相場では下落しました。
前日比-1.01ドル(-0.54%)下落
安値では前日比-4.0%まで下落する場面がありました。
以前私のお客様がこんなことを言っていました。
「アップルは決算発表直後はいつも下がりますね」
たしかにそんな気がしますww
決算内容を調べる前に株価推移から見ていきます。
右肩上がりになっていますが、ちょくちょく上がらない時期があるので投資家からするとヤキモチする期間があります。
それでは肝心の決算内容を調べていきたいと思います。
以下の表はすべてアップルの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
四半期報告書はこちら
第1四半期の純利益
2021年10月-12月期を超えていないので過去最高益ではありません。
この理由は地域別の売上高を見たらわかります。
地域別売上高を見る前にEPSを見てみます。
純利益は2021年10月-12月期を更新できていないですが、EPS(1株あたりの利益)は過去最高額を更新しています。
これはアップルのお家芸である「自社株買い」の効果です!
自社株買いの実績は以下の通りです。
3ヵ月間で205億ドルも自社株買いを実施しています。
1ドル=140円で計算すると、2兆8,700億円。
この自社株買いの金額は世界で断トツで一番多いです!
次は地域別の売上高を見てみます。
個人的にすごく以外だったのは日本が前年同期比で増えていることです。
円安で値段が上がっても消費が衰えていないことはビックリしました。
純利益が2021年10-12月期を超えられていない理由は、赤で囲っている「中国圏」が減収になっているからです。
中国は政府関係の職員はiPhoneを使用禁止になったことや、そのことに乗じてファーウェイが盛り返してきています。
この中国での不振が純利益ベースで過去最高益を更新できていない理由です。
中国圏では売り上げが落ち込んでいますが、他のすべての地域では伸びていることがわかります。
製品別の売上高を見てください。
少し前のブログでも書きましたが、iPhoneが売れてないって言っていたのはなんだったでしょうか…
iPhoneの売上高は前年同期比で+5.97%伸びています。
整理すると…
アップルはお家芸である「自社株買い」が衰えない限りは安心して保有できます。
多少純利益が減益になろうと目を瞑れるくらいの自社株買いの規模です。
今回は触れませんでしたが、この規模の自社株買いが継続できるのはフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が毎年潤沢に生み出されているからです。
ニュースに振り回されないように保有し続けたいと思います。