2023年度 本決算発表:アップル
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こんにちは、チャーリーです!
私のオススメ銘柄&保有銘柄でもあるアップルが2023年11月2日に2023年度本決算を発表したので調べていきたいと思います。
ここ最近、アップルのことについて立て続けに新規のお客様に言われたことがあります。
「iPhone15が売れてないらしいですね」
この手の質問は年次報告書や四半期報告書を見れば一発で解決します!
決算内容を調べる前に株価推移から見ていきます。
株なのでデコボコはありますが、ほぼ史上最高値水準まで回復してきています。
それでは決算内容を調べていきたいと思います。
以下の表はすべて年次報告書から数字を抜粋して作成しています。
年次報告書はこちら
まずは冒頭で新規のお客様から言われたことから答えています。
2022年7月-9月期:42,626百万ドル
2023年7月-9月期:43,805百万ドル
iPhoneは前年同期比よりも売上高は伸びています。
しかも新作iPhoneの発売日が6日違うにもかかわらずです。
発売日
iPhone14:2022年9月16日
iPhone15:2023年9月22日
この6日間の違いが大きいか小さいか論争はありそうですが、単純に考えて新作iPhoneの発売日が遅ければ売上高に影響が出ます。
※ 決算数字は9月30日締めなので。
やっぱりちゃんと調べないとダメですね!
純利益を調べてみます。
2022年度より純利益は減益になっています。
これはあんまり気にしなくてもいいと思っています。
後述する7月-9月期の純利益を見たら安心できます。
EPS(1株あたりの利益)
純利益は減益になっていましたが、アップルのお家芸である自社株買いの効果により、EPS(1株あたりの利益)は過去最高額を更新しています。
EPSの成長率(年率)
直近5年間:+15.52%
直近10年間:+15.75%
直近15年間:+26.06%
どれくらい自社株買いを行っているかも調べてみます。
2023年7月-9月期は205億ドルの自社株買いを実施しています。
為替149円で計算すると、3兆545億円です。
2023年通期だと766億ドルの自社株買いを実施。
為替149円で計算すると11兆4,134億円という凄まじい金額です!
その結果、発行済み株式数がどんどん減っています。
これだけの規模の自社株買いが実施できるのはフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を毎年潤沢に生み出しているからです。
2023年通期で995億8400万ドルもフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を生み出しています。
惚れ惚れするようなキャッシュフローです!
最後に7月-9月期の純利益を載せて終わりにします。
純利益
前年同期比で10.79%増益になっています。
EPS(1株あたりの利益)
前年同期比で13.18%増加しました。
整理すると…
アップルは毎年毎年この時期に悪いニュースが流れます。
意図的に流しているとしか思えないくらい毎年です。
そのニュースに惑わされている投資家はそこそこ多いと思います。
困ったら決算内容を調べるしかないです。
それかニュースを見るのをやめるか…
アップルの堅調さは続いています。