2022年4月-6月期 決算発表:アップル
#632
こんにちは、チャーリーです!
私が保有している&オススメ銘柄の1つであるアップルが2022年7月28日に2022年度第3四半期決算の発表を行いました。
ちなみに私のオススメ銘柄は以下の5銘柄です。
アップル
ビザ
コストコ
S&Pグローバル
ヤムブランズ
アップルは世の中が半導体不足に陥っている&中国のロックダウンの影響がどこまで出ているのかが気になります。
まずは株価推移から
それでは業績を調べていきます。
以下の表はすべてアップルの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
四半期報告書はこちら
売上高
アップルは新作iPhoneを例年9月下旬から10月にかけて発売するので10-12月期の売上高が多いです。
前年同期比だとギリギリ増加してます。
純利益
純利益は前年同期比を下回っています。
減益になった理由は、「サプライチェーンの目詰まり」、「中国のロックダウン」です。
次は今期9ヵ月間の累計を調べてみます。
売上高
純利益
去年と比べても増益ペースできています。
一部ニュースではiPhoneの売れ行きが好調だったと報じられているので製品別の売上高も調べてみます。
左側の数値が2022.3Q、右側の数値が2021.3Q
たしかにiPhoneの売上高は前年同期比で伸びています!
サービスを見ると、アップストアで取り扱っているアプリからの収入も伸びていることがわかります。
パソコンのMacとタブレット端末のiPadは半導体が確保できなかったために売上高が減少しています。
iPhoneに関してアップルのティム・クックCEOがすごいことを発言しています。
「われわれのデータでは、iPhoneの売り上げにマクロ経済的な影響があるとの明らかな証拠はない」
意訳すると、どんな経済環境下でもiPhoneの売上高に影響を及ぼさないと言っているんです。
たしかに今四半期の状況を見ると、そのことを物語っています。
でも、にわかには信じがたい発言です…
凄すぎます!
今度は地域別の売上高を調べてみます。
左側の数値が2022.3Q、右側の数値が2021.3Q
地域別で見るとわかりやすいです。
中国圏と日本が減少しています。
中国圏は前述した通り、中国がロックダウンを行ったのでその影響だと思います。
日本は悲しいことに単純に購買力が落ちているだけなのでは…
ちなみに今期の9ヵ月間の累計で見ても、日本だけ売上高が減少しています。
最後に自社株買いの推移を調べて終わりにします。
いつも思いますが、凄すぎて開いた口が塞がりません。
この3ヵ月間だけで217億ドルも自社株買いをしているんです。
為替を135円で計算すると、日本円で2兆9295億円になります。
それを毎四半期ごとに行っているんです…汗
これはフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が世界一潤沢な企業だからこそできることです!
整理すると…
純利益は前年同期比で減益になっていますが、アップルはいつもと変わらず好調と言ってもいいと思います。
減益になった理由は一時的な理由で「サプライチェーンの目詰まり」と「中国のロックダウン」なので気にしなくてもいいレベルだと思います。
逆に気になったことは、ティム・クックCEOが「われわれのデータでは、iPhoneの売り上げにマクロ経済的な影響があるとの明らかな証拠はない」と発言したことです!
ティム・クックCEOの発言を額面通り受け取ると、アップルは世界で最も頑強な企業の1つだと言っても過言ではありません。
しかも、訳が分からない金額の自社株買いを毎四半期ごとに行っていますし。
このことにいち早く気付いて2016年1-3月期にアップル株に投資したバフェットの凄さを今更ながら気付きました。
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