2022年1月-3月期 決算発表:アップル
#566
こんにちは、チャーリーです!
投資の神様ウォーレン・バフェットが大好きな銘柄の1つであるアップルが2022年4月28日に2022年第2四半期決算を発表したので調べていきたいと思います。
バフェットは特にお気に入りの投資先のことを「Our Four Giants(4つの巨人)」と呼んでいます。
※ 「アップル」、「鉄道会社のBNSF(バーリントン・ノーザン・サンタフェ)」、「電力会社のBHE」、「保険会社群」の4つ。
ちなみに私もアップル株には投資していますし、オススメ銘柄の1つです!
まずは株価推移から
コロナが世界的に大流行してから株価が大きく上がりましたが、2021年12月から株価が上がらなくなっているので心配している人も多いと思います。
コロナが流行した後に株価が大きく上がったのは中央銀行が量的緩和策を実施したからです。
さっそく気になる業績を調べていきます。
以下の表はすべてアップルのホームページから数字を抜粋して作成しました。
アップルの財務データはこちら
売上高
アップルは新作iPhoneを例年9月下旬~10月に発売するので10-12月期の売上高が一番多くなります。
同じ1-3月期だと過去最高の売上高を更新しています。
純利益
純利益も過去の1-3月期と比べると過去最高額を更新しています。
世の中では半導体不足やインフレ、ウクライナ情勢などで決して平穏な経済環境ではないにも関わらず、この純利益って凄すぎです!
この好調の要因は何なんでしょうか??
製品ごとの売上高を調べます。
iPadだけが前年同期比で売上高が減少していますが、iPhoneなどの他の製品は売上高が伸びています。
アップルのCEOであるティムクック氏は米メディアCNBCのインタビューで以下のように話しました。
「iPhone13シリーズが好調」
「(AndroidからiPhoneへの乗り換えについて)二桁の伸びを記録した」
ただ、ルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)は「中国のロックダウンの影響で4-6月は40億ドル〜80億ドル(約5100億円〜1兆円)の売り上げ機会を逃す可能性がある」との見方を示しています。
冒頭で書いたバフェットがアップルを好きな理由の1つに自社株買いがあります。
バフェットは毎年書いている「株主への手紙」の中で、アップルの自社株買いについて過去何度も触れています。
アップルがどれくらいの規模で自社株買いをしているかというと…
2022年1-3月の3ヵ月間だけで229億ドル(約2兆5190億円)も自社株買いをしています。
自社株買いをするとEPS(1株あたりの利益)が上昇しやすくなります。
EPS(1株あたりの利益)の計算式
純利益÷発行済み株式数=EPS
自社株買いをすることで発行済み株式数が減るのでEPSが上昇しやすくなります。
いつも書いている通り、「長期的には株価と企業業績(EPS)は連動する」ので自社株買いをしてEPS(1株あたりの利益)が上昇することは株主にとってはすごく嬉しいことです。
→ 3ヵ月毎にこれだけの自社株買いができる企業は世界広しと言えどもアップルだけ。
なんで3ヵ月ごとにこれだけの規模の自社株買いができるかというと、潤沢なフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を生み出せているからです。
整理すると…
アップルの決算は好調そのものでした!
iPhoneの販売環境的には決してよくなかったにも関わらず前年同期比で伸びています。
明日のブログでは世界のスマホ出荷台数がどうなっているのかを掲載しますが、出荷台数を見てもアップルの一人勝ちでした!
しかも自社株買いの規模も凄まじいです。
株価は冴えない状態が続いていますが、アップル株に関しては下手に弱気にならず、買える人は積極的に買ってください。
1件のピンバック
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