2021年10月-12月期 決算発表:アップル
#486
こんにちは、チャーリーです!
2022年1月27日にアップルが2022年度第1四半期決算を発表しました。
アップルは私自身が投資していますし、私の推奨銘柄の1つなので決算内容を調べていきたいと思います。
ちなみに、アップルは決算発表の翌日に前日比6.98%も上昇してました。
まずは株価推移から見ていきます。
デコボコはしていますが、右肩上がり基調はずっと続いています。
・2020年1月2日~2022年1月28日
75.09ドル~ 170.33ドル
上昇率:2.26倍上昇(約過去2年間)
・2021年1月4日~2022年1月28日
129.41ドル~ 170.33ドル
上昇率:31.62%上昇(約過去1年間)
それでは決算内容を調べていきたいと思います。
以下の表はアップルの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
アップルの四半期報告書はこちら
売上高
純利益
過去の10-12月期と比べても今期が一番利益を上げています。
半導体不足で思うようにiPhoneが製造できていないというのをスッカリ忘れてしまうような純利益です。
アップルはこれだけ多額の利益を上げていて、且つフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢にあるので、株主還元している金額がわけがわからないくらい凄いです!
株主還元額
この数字は四半期決算ごとにアップルが発表している株主還元額をそのまま載せています。2021年10-12月の3ヵ月間だけで270億ドル(約2兆9700億円)も株主に還元していて、それを金額は多少違いますが、毎四半期ごとに行うことができるのはアップル以外に1社たりともないです!
トヨタ自動車でさえ今期の純利益予想が2兆4900億円なんです。
感覚がマヒしていますが、1年間で2兆4900億円しか利益を出せていないんです。
利益全額を株主に還元したとしても、アップルの3ヵ月分の株主還元額に届かないって…
次に視点を変えてみたいと思います。
これだけ絶好調のアップルはどの地域で売り上げを伸ばしているんでしょうか??
日本はどうなのかも含めて調べてみたいと思います。
地域別売上高(四半期ベース)
売り上げがデコボコしているのは、アップルは新作iPhoneを例年9月末~10月に発売するのでその時期の売り上げが大きくなっています。
この地域別売上高の推移を見ると、明らかに2つのことが言えます!
・中国圏が2020年から大きく伸びていること
・日本の売上高があんまり伸びてないこと
実際、2012年と2021年の地域別の売上比率を比較してみます。
明らかに中国が伸びて、日本の売上比率が減っていることがわかります。
金額ベースでも見てみます。
中国がなんでこれだけ伸びたかというと…
「中国本国でファーウェイが牛耳っていた高級スマホ分野をアップルが奪った」ことで中国で大きく伸ばしました。
奪ったというか…ファーウェイがアメリカの経済制裁によって高級スマホ分野の縮小を余儀なくされたというのが大きいです。
それにしても日本はなぜ他地域と比べると伸び率が低いんだと思いますか??
日本人はアップル製品(iPhone)を好んでないからですか??
これはいつもブログで言っているように人口動態が関係していると思います。
人口が減っている日本ではどれだけユーザーに愛される商品を作ったとしても、販売台数はすぐ頭打ちになってしまいます。
こう考えると、今後も日本と他地域との差は益々開いていく可能性がすこぶる高いです。
話がアップルのことから脱線しましたが、このことは投資する上ではすごく重要な要素になるので覚えておいてください。
整理すると…
アップルの決算は絶好調です!!
世の中が半導体不足で困っているというのを忘れてしまうような決算内容でした。
好業績な企業は、利上げ、FRBの資産縮小、ウクライナ情勢など悪いニュースが流れてきて全体の株価が下がったとしても下がりにくいですし、もし大きく下がったとしても慌てる必要は全くないです。
好業績銘柄の株が大きく下がるというのは、短期投資家が企業価値を無視して投資している結果、狼狽売りをして下がっているだけなので、下がったところは積極的に買っても問題ないです!
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