2021年度 本決算発表:アップル

#415
こんにちは、チャーリーです!
今回は私のオススメ銘柄の1つであるアップルの決算内容を調べていきたいと思います。
アップルは2021年10月28日に2021年度の本決算を発表しました。
ちなみに今まで決算内容を調べてきたフェイスブック、ビザ同様、決算発表を受けて株価が下がっています。
アップルの場合は、決算発表の翌日に一時3.94%下落しました。
ただ、フェイスブックもビザも決算内容はすごく良かったにも関わらず、株価が下がっていました。株価に惑わされないことが大事です!
さっそくアップルの2021年度本決算を調べていきます。
まずはいつも通り株価推移から見ていきます。
過去5年で見ても、2018年の米中貿易戦争、2020年のコロナ流行、反トラスト法(独占禁止法)違反に関する政府からの訴訟などいろいろなことがありましたが、順調に上がってきています。
過去5年間
2016年10月28日~2021年10月29日
28.43ドル~149.81ドル
上昇率:5.26倍
業績を調べます。
以下の表はすべてアップルの年次報告書から数字を拾って作成しています。
年次報告書はこちら
売上高
純利益
これだけ前期から純利益が大きく伸びているのに、決算発表後に売られるって…
EPS(1株あたりの利益)
純利益が2005年比で71.30倍になったのに対して、EPSが102倍になっているのは、自社株買いの成果です!
前年比だと純利益が64.9%増、EPSが71.0%増になっています。
今期も859億7100万ドル(約9兆4568億円)も自社株買いを実施したからです。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは年々増えていっていることと、設備投資額が相対的に少ないので、フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が年々増えていっています。
これは、ビザ、S&Pグローバルと全く同じです。
この世界で一番潤沢なフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を使って、1年間で1060億ドル(約11兆6600億円)分の株主還元をしたとアップルが発表しています。
1Q:300億ドル、2Q:230億ドル、3Q:290億ドル、4Q:240億ドル
唯一の懸念が「半導体不足」です!
アップルのティム・クックCEOが発言していますが、半導体不足がアップル製品のほぼ全ての製品に影響が及ぼすらしいです。
供給制限の影響は2021年10月~12月に60億ドル(約6600億円)以上になる見通しだとしました。
整理すると…
アップルの決算も文句なしに良かったです!!
半導体不足の影響が6月~9月に60億ドル出たらしいですが、それでもこれだけの好決算でした。
株価の値動きに惑わされず、業績だけを見て投資するようにしてください。
この業績を見るとアップルは決してオワコンではありません!
長期的に見ればEPS(1株あたりの利益)と株価は連動して推移します。そのEPSが前期から大きく伸びているので、時期に株価も上がってくると思いますので怖がらずアップル株を買ってもいいと思います。
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