2021年第2四半期 決算発表:アップル

#259

こんにちは、チャーリーです!

2021年4月28日にGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の一角を占めていて、且つ世界で一番の時価総額を誇るアップルの第2四半期決算の発表がありました。

※ アップルの本決算は9月末です。

 

自分自身で投資こそしていませんが、アップルは個人的にすごく気になる銘柄なので調べてみたいと思います。

私がアップルに投資をしていない理由は単純明快です!

「アップルの良さに気付くのが遅すぎた」だけです。投資に回せるお金を全部使ってしまったあとに気付いたんです…

 

まずは株価推移から見ていきます。

11年4ヵ月で17.47倍は凄いの一言です!

 

 

さっそく調べていきます。

以下の表はすべてアップルの四半期報告書から数字を拾って作成しています。

アップルの四半期報告書はこちら

 

四半期ごとの業績を見るにあたって、注意しないといけないことがあります!

アップルは新製品の発売が例年9月なので、10-12月期の業績が一番いいです。

逆に業績が落ち込みやすいのが4-6月期です。

このことを頭に入れた上で見てください。

 

売上高

  

前年同期比で53.6%増と大幅に業績が伸びています。

 

地域別の売上高と商品別の売上高も見てください。

どの地域でも大きく伸びています!

 

主力のiPhoneの売上が65.5%伸びています。

iPadとパソコンのMacはさらに高い伸び率です!

 

 

営業利益

 

純利益

こうやってみるとアップルの業績は絶好調と言ってもいいと思います!!

じゃーなんで2021年4月29日の相場でアップル株が下がってしまったのか??

しかも、4月29日だけじゃなく、前回の第1四半期の決算発表からだと、いまだに2.6%下落している水準なんです。

さらに言うと、ナスダック総合指数は年初から10.89%上昇していますが、アップルは3.14%しか上がっていません。悲しすぎますよね…

 

そのヒントになるキーワードは「半導体不足」です!

半導体が世界中で不足になっている理由はいろいろありますが、個人的には米国による中国企業への制裁がきっかけになって、且つ最大の理由だと思います。

 

米国が中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)に対する制裁を本格化した2020年9月以降、SMICを使っていた多くの欧米半導体メーカーが委託先を台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)の台湾2社とアメリカ企業などへ変更したことで、生産能力が追い付かず半導体不足になってしまいました。

 

この半導体不足がどう影響してくるかはアップルのCFO(最高財務責任者)のルカ・マエストリ氏が以下のコメントしています。

「4-6月期は例年、売上高が減少するが、今年は半導体不足による供給上の制約があり、通常よりも減少幅は大きくなるだろう。売上高への影響は30億ドル~40億ドルになる見通し」

このことを織り込んでいるので株価が上がりにくくなっているんだと思います。

 

整理すると…

アップルの業績は絶好調なことは間違いないです!

業績見通しが悪いのは避けられなかった事件だったと思います。アップルは自社で半導体を設計していることや、他の半導体の買い手よりも資金が潤沢にあるので一番早くこの問題を解決するのはアップルだと思います。

また、アップルは1-3月で稼いだ240億ドル(約2兆5920億円)にのぼる営業キャッシュフローの内、230億ドル(約2兆4840億円)を株主還元に使ったことを発表しています。

過度に心配する必要はないと思います!

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