27年7ヵ月ぶりの0.75%利上げ
#592
こんにちは、チャーリーです!
2022年6月14日15日で開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)が終わりました。
今回のFOMCではFRB(米連邦準備理事会)がインフレをどういう姿勢で対処していくのかが注目されていました。
FOMC(連邦公開委員会)は、金融政策をどう運営していくかを話し合う会合のこと。
2022年6月10日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が前年同期比8.6%の伸び率を記録したことで、インフレが鈍化していないことがわかりました。
※ 1981年12月以来となる40年5ヵ月ぶりの伸び率だった
FRBとしてはすごく舵取りが難しかったと思います。
急激な利上げ=景気を冷えさせる
インフレ=景気を冷えさせる
この40年5ヵ月ぶりとなる高インフレを抑え込むためには、これまた1994年11月以来となる27年7ヶ月ぶりの0.75%の利上げを行うしかない。
でもそんなに急激に利上げを行うと景気が悪くなってしまう…
こういうジレンマに陥っている中、0.75%の利上げを決定したんです!
これはインフレ退治を優先したということです!!
参考までに1994年11月に0.75%利上げしたあとに株価がどうなったかを見てみます。
まずはその時の利上げの推移を見てみます。
1994年11月に0.75%利上げを行った後に、1995年2月にさらに0.5%の利上げを行っています。
今回もその可能性が大だと思います。
それでは当時の株価推移を見てみます。
もうちょっと期間を狭めて見てみます。
0.75%利上げを行った1994年11月15日:465.03ドル
その後の安値1994年12月8日:445.45ドル
下落率:4.2%下落
多少は下がっていますが、0.75%の利上げを行ったからといってビックリするほどは下がっていないことがわかります。
これは0.75%の利上げを行ったことでインフレが抑制されたからです!
今回も0.75%の利上げを行ったことでインフレが鈍化してくれると株価は底を打って、また再び上昇基調になると思います。
そもそも個人消費は旺盛なので、そこまで企業業績も落ち込んでいないですし。
落ち込んでいるのは株価だけです。
整理すると…
FRBが0.75%の利上げを行ったことでビックリしたり、不安になったりした人が多いと思います。私がまさしくその1人です。
ただ、1994年11月の0.75%の利上げ時のことを調べると、過度に心配する必要はなさそうでした。
今一番注目すべきことはインフレ率です!
今回の0.75%の利上げでインフレが鈍化するかどうかを注目しなければいけません。
もしインフレが鈍化していれば株価が底を打つ時が近いと思っていいと思います。